こういう場合は盲点ができてしまっていて、意外な点での見落としがあることがあります。整理してみると、「あっ、なんだそんなことか」ということも。
こちらのページでは、そういった盲点となりがちな海外WiFiが繋がらない場合の対処方法を、あらゆる角度から完全解説しています。今、繋がらないから困ってるという方や、海外へ行く前に対処法を知っておきたいという方も、ぜひ一緒にご確認ください。
この記事の目次
まずは電波の確認から!海外WiFiが繋がらないときの対処法
海外へ行った先でWiFiが繋がらないととても不安で、不便ですよね。海外WiFiは、日本国内での使用と同じように弱点があり電波が繋がらないことがあります。まず、金属やコンクリート、土壁、防弾ガラス、UV反射ガラスなどはWiFiの電波を吸収、反射しやすい傾向が。したがって、海外WiFiが繋がらない時、周りに上記のような壁やガラスがないかどうか確認しましょう。
分厚い壁やガラスがあった場合はそこから離れ、周りに何もないところで接続を試みてみましょう。
また、近くに電子レンジやコードレスの電話、無線機、ゲーム機など電磁波を発生する機器がある場合にもWiFiの電波が繋がらないことがあります。
電波状況は、スマートフォンのWiFi設定画面に記載されている、英数字が並んだSSIDの右側に表示されているWiFiのマークの色を見ることで簡単に把握できます。灰色が多いほど電波が弱くなっている業況です。
電波の状況を確認したら次はスマホの設定を確認しましょう。
次はあなたのスマホをチェック!設定は大丈夫?
海外WiFiが繋がらない時にスマートフォン側で、一番先にチェックしなくてはいけないのが「機内モード」の設定です。WiFiの設定はきちんとonになっているにも関わらず、海外WiFiが繋がらない場合、「機内モード」の設定がonになっていることがあります。
機内モードになっているとどんな電波も一切繋がらないので、スマートフォンの設定画面から機内モードがoffになっているか確認しましょう。
また、機内モードがoffにもかかわらず、海外WiFiが繋がらない場合、次に確認するのが「SSID」です。SSIDとはアクセスポイントとも呼ばれ、WiFiを識別する名前のようなものです。
ほとんどの場合、レンタルした海外WiFiの機種の裏などに「SSID:○○○~」と「PASS:○○○~」または「セキュリティーキー:○○○~」と英数字が記載されています。
海外WiFiが繋がらない場合、繋がらない海外WiFiに記載されているSSIDがきちんとスマートフォンのWiFi設定画面から選べているかを確認しましょう。
そして、アンドロイド、iphone共に設定アプリの中に「WiFi設定」の項目を選択すると、今つなげようとしているSSIDが繋がらない海外WiFiのものと一致しているでしょうか?
どのスマートフォンでもWiFi設定画面にたくさん出ているSSIDの中で、一番上に表示されているSSIDが今接続しているSSIDになります。
SSIDがきちんと選択できていた場合、次に確認したいのが、海外WiFiのパスワード。レンタルした海外WiFiが繋がらない場合、一番多いのがパスワードの入力間違いです。
WiFi設定画面でSSIDを選択した後に入力を求められるパスワードは、スマートフォンなどのパスワードではなく、海外WiFiに記載されている「PASS:○○○~」または「セキュリティーキー:○○○~」の英数字を入力しましょう。
SSIDが記載されている部分の真下にあるのがパスワードになります。何回入力してもダメな場合、数字とローマ字の見間違いがないか確認しましょう。
- 数字の0(零)とローマ字のO(オー)
- 数字の1(一)とローマ字のI(大文字アイ)、i(小文字アイ)、l(小文字エル)
- 数字の2(二)とローマ字のz(小文字ゼット)、 Z(大文字ゼット)
- 数字の6(六)とローマ字のb(小文字ビー)
- 数字の9(九)とローマ字のq(小文字キュー)
機内モード、SSID、パスワードの確認をして、きちんと入力が行えているにもかかわらず海外WiFiが繋がらない場合は、スマートフォンのバグなど何らかのトラブルによって繋がらない可能性も…。その場合は、一度ネットワークの設定をリセットしてからもう一度トライしましょう。
WiFi設定の画面から、繋がらない海外WiFiのSSIDを選択し「ネットワーク接続を削除」を選択することで、繋がらない海外WiFiの設定がリセットされます。
海外でモバイル(レンタル)WiFiが繋がらない場合は?
スマートフォンのWiFi設定の際に、レンタルした海外WiFiに記載されているパスワードを入力したのにもかかわらず何度もエラーが出てWiFiが繋がらない場合、レンタルした海外WiFi本体のシールなどに記載されているパスワードに誤りがある場合があります。レンタルした海外WiFiを再起動してから、WiFi本体の設定画面や確認画面から、SSIDとパスワードを直接確認し、スマートフォンの設定を行ってみましょう。
日本では、トンネルの中や高層ビル、地下でも電話回線に加えWiFiの電波も繋がるようになっていますが、海外では電話回線は繋がるようになっていてもWiFiはそこまで設備が整っていないことが多く、電波が繋がらないことがあります。
また、日本人観光客や外国人観光客が多い場所では、WiFiの電波を繋げようとする機種が多く存在するので、回線が混雑して電波が繋がらないことも…。
車や電車などでの移動中は電波を発する海外の基地局を何度も経由するので、比較的電波が繋がらない状況が続いてしまい、更にはレンタルした海外WiFiが電波を繋げようと頑張るがゆえにバッテリーが大幅に減ってしまうことがあります。
コンクリートン囲まれていない比較的開けた地上で、移動せずに立ち止まって接続を試みましょう。
まだ繋がらない?そんな時は…
意外と気づきにくいのですが、どうしても海外WiFiが繋がらない時、スマホの周辺で電波が繋がりにくい環境ができている可能性も。自身が使っているスマートフォンのカバーがアルミでできていることや、海外WiFiを入れているバッグなどに一緒にアルミパウチに入った食料などを入れていると、アルミ製品がWiFiの電波を傷害してしまうのでWiFiの電波が繋がらないようになってしまいます。
アルミでなくても、スマートフォンのカバーが分厚い場合や装飾品がたくさんついている場合にも電波が繋がりにくいことがあるので、スマートフォンのケースを外し、アルミ製品がルータのそばにないか確認してもう一度接続を試みましょう。
これでも、電波が繋がらない場合、レンタルした海外WiFiの本体に内蔵されているsimカードの接触が悪い場合が考えられます。レンタルした海外WiFiの電源を切ってから、WiFi本体の側面などにある小さなキャップや、画鋲の先端くらいの小さな穴からsimカードを取り出しましょう。
キャップの場合は爪先などでカップの淵を押し上げるとキャップが開き1CM位のsimカードが刺さっているのが確認できます。小さな穴がある場合は画鋲のような先の鋭いものを穴にさして強く押すことでsimカードが乗っているトレイが飛び出します。
Simカードを取り出せたら、金色の金属面を乾いた布で優しく磨いてWiFi本体へ挿入し、WiFi本体の電源を入れ再度接続を試みましょう。(くれぐれも傷はつけないようにしましょう)
Simカードの清掃をしても電波が繋がらない場合は、レンタルした海外WiFiを工場出荷時の状態に初期化し再設定を行ってみましょう。
また、WiFi電波の取得方法を従来の自動取得ではなく手動にしてWiFi接続を試みる方法もあります。電波手動取得、ルータ初期化をする場合、接続設定が少し大変ですが、WiFiが繋がらない不具合が解決する可能性は高いです。
まとめ
海外でWiFiの、特にお金をかけてレンタルした海外WiFiの電波が繋がらないととても不愉快ですよね。電波がなかなか繋がらないとき、トラブルの原因のほとんどがルータに接続する機器側の設定にあります。また、WiFiの設定ではなく、機内モードの設定に気づかない場合や、正しくパスワードを入力できていないことが繋がらない理由の大半を占めています。
まずは、今回ご紹介した対処方法を使って、海外WiFiが繋がらない場合を改善できるか試してみましょう。