転送量規制プロバイダ比較について

転送量規制について
転送量の上り(送信)や下り(受信)に制限を設けているプロバイダがあります。一般的な大手プロバイダ(isp)の殆どがこれに該当します。1日の総データ転送量が30GB以上などを目途に、超過した時点で警告メールを利用者に送るほか、強制的な解約措置を取る場合もあるようです。
最近の傾向として、大手の各プロバイダによって行われているデータ総量の規制には、データ量が増加する時間帯にデータ転送速度を落とすことで、制限をかけているところもあるようです。
特にP2Pやトレントには、大手プロバイダほどデータ転送量の制限がかけられたり、転送できないような措置もとられている場合もあります。
転送量規制が無いプロバイダ
現段階でP2Pやトレント利用者に対して、帯域や転送量の規制が無いプロバイダがあるようです。ブロードネット :山口県に本社があり、NTT西日本のエリアを対象にしているプロバイダ。
基本的に、よっぽどの帯域独占や、問題行為を行わない限り、帯域制限をもたないプロバイダの様です。主に固定IPアドレスのサービスですが、動的アドレスも可能です。
ADSL-direct :現時点において、P2Pやトレント使用で、帯域制限はないプロバイダのようです。
一般コースのオープンサーキット:InfoSphereが上位会社となるこのプロバイダは、2013年5月に規制方法の変更を発表し、ADSLの帯域や転送量の規制、およびP2Pやトレントの利用者にかかる規制を無くしました。
また、規制方法が変わったことにより転送速度が低下することもないようです。
府中インターネット:無制限に使える数少ないプロバイダで、全国対応かつフレッツ光の利用も可能。ただし、バックボーン自体が大きくないようで、速度が若干遅めになってしまうというデメリットもあるようです。
エリアによってはフレッツ光回線対応なので、転送量規制なく、サクサク使えるかもしれません。
転送量規制はプロバイダにより様々
現段階でP2Pやトレント利用者に対して、一般的に大手のプロバイダ(isp)はどこも帯域や転送量の規制を様々な方法で行っています。あまりにも制限が多く、強制解約を強いられた場合には、規制が無いプロバイダへ乗り換えた方がよいのかもしれません。
BIGLOBE:BIGLOBEは、日本で最も大きい大手のインターネット接続提供プロバイダです。 動画の閲覧や、ファイルのダウンロードを個人的に行うのでしたら問題は全くなく、高速で快適に行えます。
しかし、P2Pやトレントの利用時には、制限がかけられることもあるプロバイダのようで、転送量規制の対象にもされるようです。
プロバイダによって転送量規制の基準は違う
転送量規制もプロバイダによって制限の目安が変わってきます。例えば、国内光加入者No.1のOCN(回線はNTTフレッツ光)は、上りのデータに対して1日あたり30ギガを超える場合に規制がかかります。OCNに限らず、フレッツ光回線利用のプロバイダはどこもこのような感じです。また、ケイオプティコムが提供するeo光は、月間のデータ転送量が一定を超えた場合に以下の規制をかけています。
①100メガもしくは200メガコースの場合・・・・・月間転送量2テラバイト
②1ギガコースの場合・・・・・月間転送量5テラバイト
一般的なプロバイダーは上りのデータ転送に規制をかけるようですが、eo光は上りも下りも含めて規制をかけています。
近年、Google DriveやDropboxなどクラウドサービスを多くの方が利用し、転送量が非常に大きくなってきています。しかし、規制がかかる目安である一日30GBは、よほどのことがない限り個人利用では超えません。
動画をずっと配信し続けるなど長きにわたって転送、かつ大容量転送をしない場合は、実質無制限で利用可能と考えてよいでしょう。